冬は膜膜膜(まくまくまく)
1月5日は暦では『小寒(しょうかん)』
『寒の入り』でした。
今年はやや暖冬ですが、寒さは厳しくなってきました。
この頃は寒さによる冷えと乾きで
インフルエンザ、
感染性胃腸炎(ノロウイルス)などが流行しています。
冬の不調の定番ですが、これには訳があります。
冬は『膜』と関係が深いのです。
ここでいう『膜』とは、
目
鼻
喉(のど)…そこからつながる『腸』
この三つの粘膜ことです。
・・・三つあわせて膜膜膜(まくまくまく)・・・
目は角膜があり、
鼻は鼻粘膜、
喉は粘膜、腸も表面は膜です。
これらの膜は外からやってくるウイルスやゴミ、細菌をつかまえ、
まとめて排泄する、大きな働きをしてくれています。
あまり知られていないですが、
目は絶えず涙が微量に出て『膜』を洗浄しています。
車のフロントガラスのウォッシャーとワイパーのようなもので、
『まばたき』がワイパーの働き。
ウォッシャーは涙です。
・・・まばたきによって目が潤います。
さて、冬になると一番の問題は寒さ・冷え…
そして乾燥。
寒さ・冷え対策は誰でも気づきますが、見落とされるのは『乾燥』対策。
冬は目・鼻・のどの粘膜が、どんどん乾いていきます。
よく言われる「ドライアイ」などはその代表的な症状。
鼻がつまるとか、ノドがガラガラするとかいう「風邪症状」も
実は『乾き』の現象です。
いわゆる『インフルエンザ』なども身体が乾いていると「罹(かか)りやすい」のです。
また糖尿病などの慢性病も体液(水)・血液の流れが粘って悪くなるため、
症状が悪化することがよくあります。
これも乾きが主因と思われます。
さて対策として何よりも
身体を『乾かさない』ようにすることです。
・水をちょこちょこと頻繁に飲む
・鍋物・汁物などカラダが温まる食べ物を食べる
・栄養・睡眠を十分にとる
・イライラ・クヨクヨしない
・温泉にゆったりつかる
・適度に運動し、身体の氣・血・水の巡りをよくする
・・・などがありますが、とくに「水」は意識して飲むようにしてください。
ジュース・お茶、コーヒーという水分ではなく『水』です・・・
人間の身体は大部分『水』で出来ています。
それゆえ一番カラダに“なじみ”やすく吸収されます。
飲むといってもガブガブ飲む必要はありません。
ちょこちょこと、こまめに水を補給します。
ノドの乾き対策として「うがい」があります。
うがいをする際は、ぬるま湯で粗塩(あらじお)を混ぜるとよいでしょう。
粗塩…とくに海塩には浄化の働きがあります。
のどは首と胴体のつなぎ目にありますが、ここは大きな関所・関門です。
身体の内部に異物が入るのを防ぐ、重要な場所です。
ここの邪気(細菌・ウイルス)を粗塩を使って、キレイに清めてしまうのです。
そうすると『腸の膜』も助かります。
子どもがよくこの季節『下痢をする風邪』をひくのも、
腸の粘膜の乾き、冷えが原因の一つです。(ノロウイルスも同じ)
とくに体力が落ちているとウイルス・細菌は増殖します。
身体へのケアはもちろん、
部屋(空間)へのケアも忘れずに…
部屋を暖かくして、加湿して眠るのもよいでしょう。
冬はとにかく“膜をケアする”・・・やってみてください。
PS:ドライアイ対策は目の温法がおすすめです。
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